なおmath 東大理三受験

東大理三までの道のりをつづっていきます。理一合格時までの経験,東大や国公立・私立医学部などに受かった人たちをすぐ隣で見てきて感じたことも書いていきます。

ぜひ見てほしいページへのリンク

問題集のページへのリンク

悲しいことに,出版社によっては問題集などの正誤表を公開しておらず,問い合わせをしないと誤植などを教えてくれないようだ。

誤植など含めて私が気付いた点を,可能なものは別解なども添えて、解き進めながら順次公開しています。私と同じ本に取り組む人がいたら,ぜひ参考にしてください。また,要望や気づいた点,問題集の感想もどしどし書いてください!「この記事があるからこの問題集に取り組む」という人が増えたらうれしいです。

生物

生物は完全に初修。問題集を解く際に,よくわからなかった部分をネットなどで調べてまとめなども。
シグマ基礎問題集 生物基礎

シグマ基礎問題集 生物

化学

良い解法など思いついたものも。
化学の新演習

英語(まだありません)

数学(まだありません)

物理 エネルギーと仕事の基礎

【物理・力学】

数学IIIを履修済みの物理受験しのうち、偏差値70越えなら余裕で理解してる、学校では教えてくれない物理の超基本です。

丸暗記は、大変ですからやめましょう。(私は当時丸暗記物理だった模様)

※物体に力を加えながらゆっくり移動させた際の仕事が、エネルギーとして蓄えられると理解。

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【化学】センター93,東大28点までの学習法

英語(英語の記事はこちら),数学(数学の記事はこちら)に引き続き,化学について書いていく。

理科の2次の点数は(※センター試験は当時範囲が狭く今より簡単であった)合格者平均から大きく外れた点数になってしまっている。理由としては,十分に点数を取るための学習を考えると,進捗が間に合っていないことが原因だ。

学校の化学

問題集

セミナーではないが,それと同類のもの

1,2年生のときは,試験範囲は問題集のページで指定されていた気がする。一通り解いていたはず。

K先生の抜粋入試問題集(プリント)

K先生という,生徒をたきつけるのが非常にうまい方が学校にいらっしゃった。3年生からは毎年,と崇められる,ありがたい先生だった。その先生の精選した,問題プリントを高3の後半は解き漁っていた。重問レベル程度までの多くのことが学べた。

定期テストで失敗して学んだこと

K先生は高2のときから理系化学の上のクラスを受け持っていたが,一度私は,下のクラスに落ちた。平均が60点くらいのテストで,50点くらいを取ってしまったのだ。あとで見返したら全然わかっていなかったということではないが,計算ミスや,考慮し漏れた点などが続出し,自分でもびっくりしたことを覚えている。「わかった気になっている」「計算なんて練習する必要などない」このような思い込みを今後しないで済むという意味ではいい経験であった。受験では,点数を取らなければ全く評価されない。自分に能力があると信じて「自分の手が届く確証はない大学」に向かって勉強をするのだから,しっかり点を取って大学にアピールしよう。

授業の『使い』方

高3の演習の授業は,もちろんなるべく演習していった。予習しないで受ける人には人権がないと思って臨むのがよいだろう(勉強に対するやる気がなかった時の自分に聞かせてやりたい……)。
高1から高3の途中までの,演習でないときには,話を聞いてノートを取った。当然であるが,なるべくその場で理解しようと努めた。(高3の2学期の途中まで有機の授業があったが,河合やベネッセの模試の紙が気に入り,みんなから余った解答用紙をもらって,その裏に書いていた。)ノートはきれいな方が見返しやすいとは思うが,字を丁寧に書くことに拘り過ぎるのは嫌いだ。自分が読みづらいと感じないことと,あとはよく言われるように余白を大きく取っておけばok。

学校の無機の扱い

夏休みの宿題で,無機のまとめノートを作ってこい。というのがあった。私はそもそもノートを書くことすら苦手であったため,初めの数ページで挫折して,参考書(後述)を買った。夏休みに数回補講があり,授業においてはそれで無機を終えたことにしていた。

自習の化学

使用テキスト

Doシリーズ 福間の無機化学 旺文社

神。無機化学は自分でやるという学校だったため,本屋で泣きそうになりながら,救いを求め彷徨(さまよ)っていた。そうしたら見つけたのだ。福間の無機化学。初めの方に,理論の話も載っていた。よくわかっていないことばかりであったために,感動した。今も,受験生には「電子式から分子の形の推定」ができない人が多くいるようだが,そのあたりも書いてあった(もちろん,おまけであり,無機分野の充実は保障する)。この,2019年4月に新しくなったばかり(私はまだ改訂版を読んではいない。ごめんなさい)。ぜひ手に取ってみてほしい。

使い方は簡単で,説明が穴埋め形式になっているページがある。とりあえずその穴を完璧に埋められるまで繰り返し読むのだ。

 

Doシリーズ 鎌田の有機化学 旺文社

有機の本は,無機がよかったから期待して買った。もちろん良い本だった。授業では聞いていなかったことも少し載っていたと思う。

  • Doシリーズ 鎌田の理論化学 旺文社

自分の受験が終わってからこれも読んだがこれもよかった。ただ,無機と有機の本に比べると,一人で読むには難しいかもしれない。

重要問題集

言わずと知れた良書。ただひたすら解くしかない。
高3の7月からか(8月にはやっていた記録があるが,7月にははっきりとは書いていなかった)。かなり時間がかかり,受験本番の2月頭まで過去問に移行できなかった。化学は学校の授業がしっかりしていたため,半分くらいは初見で解けたと思うのだが……。1周目解けなかったものを,2周目にまた解いた。

反省

重問だけでは足りない

早稲田や慶應(どちらも理工系)は,重要問題集でも十分対応できた。特に慶應の化学は解きやすかったと記憶している。しかし東大を受けるのであれば,「新演習」まで取り組まなくてはならないだろう。ちなみに,今年に入ってから私は理三に向けて新演習を解き進めている。その際,感じたことがあれば各問題に随時コメントをしている。新演習に取り組んでいる人はぜひ参考に→化学の新演習〜正誤表の機能あり〜 - なおmath 東大理三受験
実のところ,当時から新演習までやるべきだということは,東進などの合格体験記を見て知っていた。合格者のほとんどの人が新演習,あるいは予備校での演習を受けていた。重問までしか知識を増やさないでは,過去問までのギャップを埋めるのは容易でない。夏までに重問,秋までに新演習と進めることが理想だろう。私の場合は,わかっていてもそこまで早く終えられなかったのだ。「理科は英数に比べたら何とかなる!」というのは事実だが,その程度は人による。理解を放置してきた人も,「英数だけできる」から夏には脱却したい。
 

過去問は秋には解き始める(あるいは,形式をきちんと把握する)

重問から過去問に(2月に!)移行して衝撃を受けたのが,出題形式の違いだ。絶望した記憶がある。訳が分からなかった。英語などは河合の授業でも演習をしていたし,数学は気合で何とかなったが,理科は問題がとにかく目新しく見えた。特に有機などは,問題を見て自分で考えないといけないものも多い様で(まだ詳しく知らない。勉強が進んだらリンクでも貼る。)慣れが必要だと感じた。

できる単元だけでも先に過去問を解く

有機が終わるのが冬という人も中にはいるだろう。しかし,理論や無機だけでも,先に演習ができるはずだ。実際私は2月になっても重問を開いていてかろうじて受かりはしたが,化学の出来は決して良くはない。英数とのバランスが重要だ。優先順位を考えて,それぞれの戦略をきちんと立ててほしい。

【数学】センター178,東大74点までの学習法

英語(英語の記事はこちら)に引き続き,数学について書いていく。自分の中では得意科目であり,2次試験の点数としては一番良かった。

ただ,センター試験は178点(94+84)で,狙っていたよりもよくない出来だった。高2の同日体験で180点(93+87)を取っていたため,満点近くを取るつもりだったのだ。失敗の理由などは最後の反省からどうぞ。

動画に要点だけまとめるつもりだから,良かったらこっちも見てください。
「あとでリンク張る。」

目次を張るので,見たいところに行ってください。結構長いです。
注意:私が高校生のときは,数学IIIではなく,数学IIICでしたが,面倒なので現行のIIIで書いています。

学校での数学

授業

基本的に教科書の例題,問題と順に解いていく形。高3の1学期で全範囲を(確か)終え,その後の演習では,先生が抜粋してくれた演習プリントを解いていた。演習プリントの問題のレベルは,青チャートの例題のそこそこのものと同等だったか。青チャートのレベル3の問題と,それより少しだけ簡単なものたちがずらっと並んでいて,予習で頑張って解き,当てられたりしながら授業中は解いたり話を聞いたり。授業前後(そして授業中??)にも,近くの人といろいろ相談しあう,いいクラスだったと思う。東大2次のレベルではないが,いわゆる標準的なことはたいてい学べた。定期試験では満点を目指していたが,簡単なことを見落として大幅に落としたりもしていた。

テキスト

教科書傍用問題集。クリアー,4STEP,サクシードの類の1つ。課題にもなっていて解いていた。章末問題まで全部解いていたかは覚えていないが,やっていない可能性も高い。高校生に向けてよく話していたが,私は「教科書傍用問題集の問題をすべてきちんと理解して解ければ,センターで9割は簡単にとれる」と信じている。このレベルの本をきちんと理解している人が,受験生には非常に少ない(絶対数ではなく,割合の話です)。自分の完成度としては,だいたい解けるようになっていたと思う。ただ,解答にどうせろくなことは書いていないと勝手に思い込んでいたために,答えがあっていたものはさっさと丸をして次に行っていた。課題を終わらせるために仕方なく解いていたということだと思う。大学生になってからいろいろ見返す機会があり,そこで発見も多かった。

  • フォーカスアップIA(フォーカスゴールドより易しいもの)

よく思い出すとフォーカスアップという青い本を副教材として買っていた。授業内容に関連のある数題を授業中に扱い,定期テストでも出題された。あまりやっていない。

  • チェック&リピートIIB

1年のときはフォーカスアップだったが,2年のときはチェック&リピートIIBであった。例題と演習に分かれておらず,章末問題もない。1冊をやり切ることができるため,個人的には好き。数学IAと,IIIも後で購入した。

学校の小テスト

  • 基礎問題精講IA

1年次,理系に進みたい生徒が学校で購入し,指定された範囲の例題を各自勉強したうえで試験を受けた。テストごとに(確か)一通り解いていたが,とても難しかった記憶がある。当時理解していた確信はない。(今の緑色のカバーではなく,強そうな印象を受けた。)

  • 模試対策

ベネッセ模試の過去問セレクション問題集が渡され,月に一度くらいそれを題材にしたテストがあったようななかったような。

高3春まで?やっていた公文

高2のセンターの点数が高かったことから,先取りをしていたことを察した人もいるかもしれない。私は小学生のときから公文に通い,中学の時にさぼりまくったものの(時には教室前で友達とモンハン(モンスターをハントするゲーム)をやるためにも)退会することはなく,数学の高校教材までをやり終えることができた。終わったのは高2の時かもしれない。あまりよく覚えていない。

計算力は得点力に直結

論理的思考は十分できるのに,計算力がないために解き終わらない受験生は多い。とてもじゃないがセンターが解き終わらない!!という人は,解法などの理解はもちろん,計算練習をまじめにした方がよいだろう。
 
こういうものでもいいし,新しい本を買うのが嫌なら既出の教科書傍用問題集を解き漁るのでもいい。自分の解法がベストなのかを考えると,成長が早い。

自習テキスト

お世話になった本

チェック&リピートIA・IIB・III Z会

メインの本。まじめに全部解いた。当時の自分は,解けないものは印をつけて,2周目にまた解きなおした。解けないものは何度も解き,これをほとんど理解した気になっていた。(大学生になってから受験生に勧めもした。その際,当時の自分が碌に理解していなかったことを知る。)高2のときにチェック&リピートIIBを副教材として購入していたが,高2のうちにだろうか,IAも購入。高3のときは,副教材はなくなった。気に入ったためチェック&リピートのIIIを買い,普段も解き進め夏休みの最後くらいに微分積分は終えていたと思う。(数学Cの行列などは,2学期も授業で初めて学習したため,秋まで碌にやっていない単元もあったと思う。)

チェック&リピート IA 実践編 Z会

当時は整数を教科書などで勉強しなかったため,整数がまとまって載っていることがありがたかった。一通りは解いたが,復習を最後までしてはいないと思う。

月刊 大学への数学 東京出版

確か高3の夏に,学コンを初めて出した。結局全完したことはなかったが,初見でわからず,そのあとずっと考えて「はっ!!」と閃いた時の爽快感は覚えている。その後自習室でニヤニヤしながら解答を書いた記憶がある。うん。まぁ,実際は数回しか出すことができなかった。他教科に余裕があるならともかく,夏休みなど以外は数学ばかりやるわけにはいかない。秋くらいからスタンダード演習で気分転換をし,日々の演習は解きたいときに解きたいだけ解いていた。飽きるし,全部をやろうなんて思っていなかった。日々の演習は特に,ストップウォッチで時間をはかり,そこに載っている時間よりいかに早く解くかを一人で楽しんでいた。

数学を決める論証力 東京出版

高3の9月。とても難しかった。最初読んだときはよくわからないことが多かったが,何とか第2部まではやった。「よくわからないけどなんとなく解けている気がしている」人は,ぜひ一度手に取ってほしい。第3部まであるが,そこはやらなかったと記憶している。

解放の探求・微積分 東京出版

高3の8月。これも難しすぎた。原則編をある程度やって,もう嫌になってやめたと記憶している。半分も解いていない……。

大学への数学スペシャル 研文書院

センター後から。東大・東工大のやや古い過去問から,難しい問題を並べた問題集。とっても難しい。解説まで読んでも理解できていない部分が大半だったと思う。ただ,非常にうれしいこともあった。これとずっとにらめっこしていたおかげで,2次試験直前に解いた数年分の最近の過去問が,かなり簡単に感じたのだ!理想的な勉強法ではなかったが,一つの戦略として大成功だったと思う。

反省

センター直前期の過ごし方。

私は2年のセンターの点数もあったため,完全にセンター数学をなめていた。直前期にやったのは,全科目まとめて演習したZ会などのパックのみ。したがって,センター過去問演習などせずに,ずっと倫理政経や国語,理科の勉強に充てていた。自分としては200点を取るつもりでいたが,当日解けない問題があって非常に焦ったことを覚えている。直前期にも,英語や数学に触れることを忘れてはいけない。

得意科目も勉強していい。

先と被るが,別にマーク模試の結果が満点ばかりというわけでもなかった。センタープレは182点であったし,マーク模試で9割を切ることもあった。当時は,数学はできるからほかの科目を何とかしなきゃ!と焦っていたが,もう少し数学に割いてもよかったと思う。ただ,センターで数学を失敗したおかげでやる気になったのも事実。何がよいかは難しいところ。(まとまりのない文章になってしまったが,とにかく自分の思う最善を常に探してほしい。)

背伸びをしない。多くに手を出さない。

難しい本をいろいろ見てしまったが,今思うと,直近の過去問に集中してよかったと感じている。網羅型の問題集(青チャや,一対一,FG,チェック&リピート)を一通り理解し,そこそこの演習(学校の授業の演習や,浪人生なら予備校の演習。月刊大数のスタ演など)をしたと思ったら,すぐに過去問に挑戦してほしい。意外と3完までは難しくないことに気づくはずだ。もし十分に時間をかけても3問取れない場合は,何か理解の足りていない部分があるはず。そうなったときに,特定の単元だけほかの本を解くのか,これまでの復習をするのか,などを,できる人にも相談しつつ決めてほしい。

過去問を解き始める時期

上に書いたことと被るが,どれだけの演習をしてから過去問に挑むべきかは人による。一通りの知識を得たら,とにかく過去問を解くことをお勧めする。問題集にも良問がそろっているだろうが,(一部の難問を除けば)過去問が最良の演習手段である。